食べ物のおはなしColumn
- 食育インストラクター3級です
- 食育とは?
食の大切さを見直し、食を通して人の心と身体、人間関係、地球環境を健全に豊かに育む。
選食能力を養う。衣食住の伝承。地球の食を考える。
- その他の資格
- ソバリエ(山形そば通アカデミー)
んまい!山形 農と食の応援隊 など
近所の美味しいもの!?
- 「大福まんぢう」
- 1個 110円(税込)
この薄皮の大福は私が小さいころから売っていたので、先日買いに行った時「いつ位からやっているの?」と聞くと、「亡くなったおじいちゃんの頃からやっているのでもう、80年になります」と、思った以上の歴史があって驚いた。特徴は「昔ながらの炭火焼き」です。
香ばしい薄皮の中は程よい甘さの粒あんで、焼きたての熱いうちが食べ時。山形ではチェーン店舗の「あじまん」が有名だが、この薄皮の「大福まんぢう」には独特の旨さがある。
近所の美味しいもの!?
- 「たいやき」
- 200円(税込)
山形の「わかば」は東京・四谷のたいやきの老舗「わかば」の姉妹店である。「しっぽまであんこが入っている」のフレーズは有名。表面は香ばしくかりっとしていて中はしっとりしている。聞くと、衣に卵は使用せず、あとは企業秘密とのこと。四十数年の歴史があるというこの店、最近店構えは新しくなったが、小さい頃にあじわった味は変わらない。型に生地やあんを入れて、ガチャガチャ音をたててひっくり返して焼くところや、焼きあがったたいやきのバリを鋏でパチパチ切るのが面白くて暫く見入っていたものである。日曜に親に連れられて買いに出かけ、途中でよそ見をして電柱にぶつかったなど、思い出の多いたいやきでもある。また、昔見せられた漫画の「のらくろ」に登場するたいやきはとても旨そうに描かれていたが、まさにこのようなものだろうと思わせる。焼き立てのあつあつのものは、まず立ち食いでもその場で食べてみることをお薦めする。というのは、持ち帰るうちにその湯気で表面のパリッとした感じが失われてしまうから。そして、翌日には硬くなってしまう。私はどちらかというと、昔から、厚みがないけれど香ばしいしっぽの方が好きである。
近所の美味しいもの!?
- 「天丼(昼)」
- 830円
間口の小さい店であるが、銀座天國(てんくに)で修行した先代の味を引き継いだ天麩羅は、上品で繊細。香ばしい天麩羅は、胡麻油をブレンドした油で揚げているとのこと。海老、烏賊、キス、野菜の天麩羅と、たれのしみたごはんのバランスがいい。
近所の美味しいもの!?
- 「ばらちらし寿司」
- 一人前3,800円
写真は二人前。酢飯の上に載った賽の目に切ったまぐろ、玉子焼き、赤貝、煮蛸、穴子、蒸しあわびやかんぴょう、でんぶ、胡瓜、うに、いくらなどが、まるで宝石箱をひっくり返したように煌びやかに美しい。
握りではネタ一つ一つの純粋な味わいがあるが、ばらちらしのそれはそれぞれの味が合わさった旨さである。「ばらちらしは他所では頼んでも断られることが多いんだけどねえ」と言うと「他では煮物は穴子くらいしかないからじゃないですかね」と。見た目の美しさも楽しんでもらうため注文はできれば二人前以上をお願いしたいとのことだった。量は多めで、私たちは二人前を三人で分けて丁度よかった。
近所の美味しいもの!?
- 「バナナボート」
- 各450円
軽い生クリームとバナナ1本まんまが、ふわふわのカステラに包まれている。全国的にも同じようなケーキは時々見かけるが、ここのは40数年前からの人気菓子。季節や時期により、バナナチョコ、キャラメルバナナ、イチゴ、メロン、栗などの種類が加わる。
※写真はキャラメルバナナ
近所の美味しいもの!?
- 「くるみとうふ」
- 3個800円
昔から法事や精進料理で添えられ、もちもちの柔らかい食感とほんのり甘い「くるみ豆腐」は山形の郷土料理で、胡桃をすりつぶし、葛で豆腐のように固めて作る。三嶽は創業宝暦2年(1752年)現在10代目という老舗で、代々製法を受け継ぐ。このままでも充分美味しいが、薄味の餡とおろししょうがをのせても風味がよい。
近所の美味しいもの!?
- 「もやしラーメン」
- 680円
もやしだけかと思ったら、他に人参・にら・玉ネギ・しめじ・キクラゲ・豚肉が入った餡が麺にかけてある。炒められた野菜はもやしに合わせた千切りで食べやすくシャキシャキで、和食の沢煮椀を彷彿とさせる。
中細の縮れ麺のゆで方も絶妙で、食べ進むうちに餡がスープに溶け込んでトロッと乳化した滑らかな味わいも素晴らしい。
黒胡椒のピリッとした辛みと途中でほのかに香るショウガも味わいを深くしている。小さい店だが絶品。
新型コロナウイルスの関係もあり営業は今のところ昼のみ。
近所の美味しいもの!?
150年ほどの歴史ある和菓子の老舗。素材を吟味した、きんつば・ぎんつばが有名だったが、最近は「生どら」。小豆の餡のほか、生クリームを使った餡やカマンベールチーズクリームのものなど種類豊富で、軽い食感。店内のお菓子とコーヒーのセットやかき氷・あんみつのある甘味処でもある。
山形の美味しいもの⁉
- 「バーニャカウダ」
- 850円
バーニャカウダとはあたたかいソースという意味の、イタリア ピエモンテ州の郷土料理である。スティック状の生野菜をフォンデュスタイルのフツフツ煮立つあたたかいソースにつけて食べる。ソースはアンチョビー・牛乳で煮たニンニク・オリーブオイルを炒めて作るそうだ。
野菜は、人参、セロリ、胡瓜、パプリカであるが、このソースはどれとも非常に相性がよいとは新発見。横にパプリカマヨネーズも用意してあった。この店、メニューは他にパスタやチーズフォンデュやインドネシア風炒飯など無国籍にいろいろがあるが、聞くと「旨いものだけ、出すがと思て」と、料理を運びながら奥さんが少し訛りのある言葉で答えてくれた。
近所の美味しいもの!?
- 「将軍とんかつ」
- 1134円
写真入りのメニューの中でも厚いとんかつが目を引いた。実際出てきたものは厚さ3~4cmほどあり、今まで見たこともない厚さであった。どのようにして中まで火を通すのか聞いてみると、運んで来たおばさんが「一回揚げて、余熱で少し火を通してからまた二度揚げするので30分はかかるのよ」と教えてくれた。肉は400gあるそうだ。たっぷりかける自家製のしつこくないソース作りに苦労したそうだ。うまみ充分、食べ応えのある量でこの値段は得した気分。揚げ物(串揚げ)と鮨が売り物の居酒屋。
山形の美味しいもの⁉
七日町からあこや町に移転したイタリアン。写真はピッツア・マルゲリータ。パスタやチーズを削りながら作るリゾットも本格的。料理は丁寧でしっかりしているし、手作りデザートも充実している。